DVD、Blu-rayのオーディオコメンタリー

最近は映画はNetflixなどの配信で観ることが増えましたが物理的なディスクの映像ソフトには様々な特典があるので今でもちょくちょく買ってます。特典の中でもお気に入りなのは監督やプロデューサ、脚本家や役者さんが作品を流しながらエピソードを披露してくれる「オーディオコメンタリー」です。役者さんがどのように演じたのかなど語ってくれるのも興味深いですが、やはり画面には出てこない裏方である監督や脚本家がどのように考えてこんな展開にしたのか?やキャラクター造形について語ってくれるのが一番興味深いです。

最近は役者にせよ声優さんにせよ「演者」に注目が集まる傾向があるような気がしますが、僕が子どもの頃は「メイキング」の本が出版されたり、特番が組まれたりが多かったように感じてます。また先ほど書いたように「配信」がメインになってくると作品自体は見れるけどメイキングなどの裏方を垣間見れる機会が減ってしまうように思います。

どうやって映画を作るのか?どんなところに苦労があるのか?などを知ることで「やってみたい」というクリエイティブな感情が育成されるのではないかなあと感じているんですが、どうでしょうかね?裏方を見ることがないとそれにあこがれることも少なくなってしまうんじゃないかなあ?

これからは答えのある定型的な問題を解く人間よりも、明確な回答のないクリエイティビティが求められる時代になっていくと思いますので、クリエイティブにあこがれる機会を作ってあげるのがいいのかなあ?と子どもにはなるべくそういうものを与えるようにしています。舞台裏を明かすわけですから夢がないと言えばそうなんですけども。